菅野 歩美 個展『Boring process たいくつな掘削かてい』
2025.5.29 - 6.28
現代芸術振興財団

会場構成:小泉 立(週末スタジオ)
施工:小泉 立、加藤 健吾(Dottete Design)
リサーチ協力:古川 智彬
会場写真撮影:長谷 なつみ
インタビュー映像撮影:丸尾隆一 https://youtu.be/X_8qq_wPsXc?si=1uTWQRg_-aFNjo1J

Special thanks:山中 優太、宝田 勇樹、太田 茜、新井 毬子、三浦 エリ
《たいくつな掘削かてい / Boring Process》は祖父の廃業した事務所の整理をする過程から生まれた。映像では「むかしむかし」から始まる語りと共にその事務所を模した 3DCGの空間を入り口から、奥の部屋まで辿り着いたところでブラックアウトする、モンスター不在のホラーゲームのような映像が繰り返される。その 5分ほどの繰り返しの中で、映像内の空間は少しずつ変化する。例えば、モノの配置や間取り、置いてあるモノ自体。そして語り手の主体が変化している。
この作品は、無意識か意識的にかに関わらず同じ話を何度も聞かされるというありふれた経験から着想したものである。同じ話を何度も聞くには忍耐が必要である。しかし、その繰り返しにおいても、繰り返される度に新たなディティールが出てくることがある。そこに、人の記憶のあり方や場所や物との結びつきが関係しているのではないか。そんな思いから、人の記憶のあり方と整理の過程を重ねたインスタレーション作品として、本作を制作した。

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